2010年7月6日火曜日

日常

先日一枚の絵が私の家にやって来た

花の絵



題名は聞くのを忘れたので無い
多分 花

サムホールに描かれたこの花
絵の具がはみ出ているので、額に入らない

描き初めて20年以上らしい
積み重ねられて行く絵の具

手に取るとずっしりと重い
花の輪郭はすでになくなっている

いつごろから輪郭がなくなったのだろう

削り取られて出来るカタチ
積み重ねることで出来るカタチ

この積み重ねられた色の中にすごく奥行きを感じる
物事の、想像することの奥行きみたいなものを

最近ヘコムことがおおいのだけれども
この花を見ていると少し勇気がわいてくるような

作品に対して、額縁に入れないと失礼かな

でもしばらくの間はこうやって、たまに手にとって、この20年の重みを感じながら見ることにしようかな
 

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