特に珍しいと言うことではないし、そこそこ目にすることはあるのだけれど、中々程度の良いものにめぐり合わなかった。
それが、1月1日の朝にやって来た。
Konica ⅡB
コレ、まずデザインが好き、特徴的なフロントパネルのデザイン。
この非対称なパネル、カメラを持った時の指の当たるカタチをデザインしたのだろうけれど、これ絶対にすばらしい造形だと思う。
1955年製昭和30年発売のカメラで、このメーカーはこんな仕事をしていたんだ。
そのことが好き。
そして、どこを見てもその作りが凄く良いこと。
ボディー工作の精度の良さ、手作りの板金技術の素晴らしい技の世界がそこにある。
その頃の日本の技術の良さ、凄さみたいなものが感じられて。
レンズにしても、もう金属の塊、そのメカニカルな表情、手抜きの部分なんて全然無いよなあ。
このカメラ、写真を撮るときにまず、レンズを引き出して、フィルムを巻き上げて、露出を決めて、シャッター速度をセットして、レンズのレバーでシャッターをチャージして、それからレリーズボタンを押すのだけれど、それらの行為は全然めんどくさくないし、逆に機械を扱う楽しささえ感じてしまう。
昨日車窓越しに夕日を撮った時、デジカメのすばらしさを今さらながらに痛感したけれど、首からデジカメぶら下げて、肩にはフィルムカメラを。
そう、今年は、もう少しだけ時間をかけて、ゆっくりと、モノに向かってみたいものだなあ。
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