金曜日のこと、久しぶりに南青山へ出かけてみた。

那智瀧図を何年かぶりに公開しているとのことで、根津美術館へ。
確か初めてではないと思うのだけれども、どうしても、もう一度観たかったので。

南青山に着いたのは丁度昼時だった。
時間的に人もまばらな美術館のエントラスを抜けて、真っ先にそれのある第二展示室へ。
展示室に入ると、その正面の壁面にある一本の白い線。吸い込まれるように作品の前に。

誰もいないその部屋で、１０分、いや２０分くらいかなあ、正面からゆっくりと対話することが出来た。

この絵が描かれたころはどの様な姿だったのか。今とは全く違う見え方だったのだろうけれど、仏像にしろ、古代の建物にしろ、まあそれは考えないことに・・・。

その後少し園内をぶらっと。

帰り際、いつもの好きな構図の場所とかをスケッチした。

この日、バチバチと36枚撮り切ったので、フィルムを新宿にて現像に出すことに。

現像が上がるまで約一時間、中古カメラ屋を覗いたり、最新のデジイチを見たり。しかし、それにしてもカメラ売り場の人の多いこと。

そして、ヨドバシのフィルム館にフィルムを買いに行ったのだけれども、コダックの棚を見ると、なんと、このゴールド１００が在庫限りの最後の一個だった。棚にポツント。ISO１００は生産終了になってしまったらしい。

な～んだか複雑な気持ち・・・。　最後の一個を　３６０円　にて購入した。

そんな日の
いつものザクロ・・・。