2012年7月30日月曜日

いつの間にか梅雨も明けて
大好きな夏がやってきた・・・。




そんな日の
いつものザクロ
今年の夏はどんな夏になるのだろうか。

このところ、介護の目的なのだけれど、実家に通う日が続いている。

それで実家に泊まりこんだある夜、山と積まれた本の中から見慣れぬ小箱を発見 
箱を開けてみると中に古ぼけた写真が大量に入っていた。








父親が集めたものなのだろうけれど、どの様な由来があるのか、すでにその頃の記憶は無く聞き出すことはできなかったけれど、おそらく7~80年以上は軽くたっているだろうなあ。

なんだかとってもリアルでナマな感じがするし、怖いくらいの迫力があって、この分厚い印画紙に写真というそのものの魅力すら感じる。こんど時間をかけて整理してみようかな。

家の中の山積みの本はほとんどが美術関連の書籍、整理などとはほど遠い状態で、目に付いて取り出せるものだけを取り出してページをめくったりしていた。





その中の一冊、確か私が持っていたのは、別のタイトルで出ていたものだったと思う。どこかにあるはずだけど。これは、さらに色々と付け加えられた、完全版。

ジャコメッティーは私が美術をこころざすきっかけになった作家の中の一人だと思う。たしか・・・。
削り取られて行く カタチ 、ギリギリの中で表現されてゆく カタチ 。 空間という意識とか。

この本の中での一節
「決してフォルムのためでなく、また造型のため、美学のためでも決してなく、その反対だ。立ち向かうこと、絶対的に。」

「見たものを記憶によって作ろうとすると、恐ろしいことに、彫刻はしだいに小さくなった・・・」
「・・・驚いたことに、細長くなければ現実に似ないのだった」




もっと時間を作って、ゆっくり本でも読みたいのだけれど。

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